気になる消化器症状
下記症状がみられた場合は、消化器疾患の可能性が疑われますので、診察および必要な検査を受けた方がよいと思われます。特に、異物の誤飲や出血症状は早急な処置が必要ですので、内視鏡検査を中心とした精密検査をを受けることをお勧めします。
- お腹が張る
- みぞおちが痛い
- 下腹部が痛い
- 下痢が続く
- 最近、便秘になってきた
- 便秘と下痢を繰り返している
- 便が細くなってきた
- 血便がある→赤い血便(新鮮血便)、黒色便、タール便
- 胸やけがする、あるいは黄水、胃酸があがる、ゲップがよく出る
- 嘔気、嘔吐をみとめた
- コーヒー色した食べ物を吐いた
- 血を吐いた→赤い血?、黒い血?
- 背中、特に腰のあたりが急に痛くなった
- 薬(PTP包装)あるいは義歯、入れ歯などの異物を飲み込んでしまった
- 生の魚貝類を食べてみぞおちが急に痛くなった
- 生肉を食べて下痢になった
症例画像
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- 激しい心窩部痛→胃アニサキス症:把持鉗子にて内視鏡的に駆除
- 無痛性の下血(赤い鮮血)→S状結腸憩室出血:内視鏡下にクリップ止血
- 強い胸やけ・送気で滲出性出血を認める→逆流性食道炎
- 食道違和感、胸痛→熱い食物による食道潰瘍
- 吐血→胃内に大量出血→露出血管→デュラフォイ潰瘍
- 動脈性出血:クリップと高張液局注にて止血
- 貧血の進行→胃前庭部毛細血管拡張症
- 食道つっかえ館→食道異物(食道中部に引っかかる嵌頓したすじ肉の塊)
内視鏡先端にフードを装着し、鉗子で把持して摘出。 - 左下腹部痛、下痢、下血→虚弱性大腸炎(高血圧の既済歴あり)
- 出血、うっ血が強く、炎症性滲出物を広範に認める虚弱性大腸炎
- 粘血便→潰瘍性大腸炎(初回発作型)
- 下痢、右下腹部痛→クローン病
- 若年女性の血便→直腸下部のみに認めるイクラ状の孤隆起が多発→クラミジア直腸炎
- 頻回の下痢→結腸に長い縦走潰瘍を認める:制酸剤(PPI)を服用後発症。薬剤中止にて症状改善