胃内視鏡検査について

胃内視鏡検査口腔もしくは鼻腔から内視鏡スコープを挿入し、食道入口部を通過して食道・胃・十二指腸を観察します。観察しながら炎症、びらん、潰瘍、ポリープ、腫瘍(良性・悪性)を診断します。また確定診断するために必要であれば、生検といって病変の一部を採取する組織検査も行うことがあります。

胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍を認めれば保険診療でヘリコバクターピロリ菌の検査を行います。当クリニックは基本的には予約制で検査を行っております。

胃透視(バリウム検査)との比較は?

元々胃の弱い方などで集団検診などで毎年1回バリウム検査を受けておられる方も多いと思われます。特に集団検診のバリウム検査は間接撮影で精度の高い検査ではありません。バリウム検査は死角があるため「異常なし」と言われても本当にそうなのか疑問が残ります。また、バリウム検査で何かひっかっかたら改めて内視鏡検査が必要となります。
よってバリウム検査のみで最終診断する検査にはなりえません。

検査時間はどれくらいかかる?

まず経口の胃内視鏡スコープの太さは先端外経7.9mm~9.9mmです。経鼻の胃内視鏡スコープの太さは先端外経5.4mmです。観察はゆっくり早期ガンを見逃さないようにするため、検査時間は約8~10分位です。

きちんと検査できるか?

当クリニックでは、経験豊富な内視鏡専門医である理事長が検査を行いますので、食道~十二指腸まで問題なく検査ができると考えております。内視鏡スコープできちんと十二指腸まで観察すれば、内視鏡検査が最も精密な検査方法であると考えております。また、当クリニックでは内視鏡や検査に使用する処置具も徹底して洗浄・消毒しておりますので、検査によって感染症にかかることはまずありません。

検査に苦痛はないか?

経口から行う場合は、検査前に希望者には必要に応じて静脈注射による意識下鎮静をおこなっていますのでしゃっくりや吃逆の強い方も苦痛は軽減されます。なお、経鼻の場合は意識下鎮静は行っていません。また、検査中の画像写真は保存されますので、検査後診察室でご覧いただけます。

挿入の時、内視鏡スコープをなかなか飲み込みにくいのだが?

通常経口から内視鏡スコープを挿入する時に、患者さまにゴクンと自分で飲み込ませる手技もございますが、当クリニックでは解剖学的に挿入方向に沿って自然に挿入いたしますので患者さまはリラックスすることだけを心掛けていただければ、マウスピースを加えた状態でゴクンと飲み込む必要はございません。従って内視鏡スコープを飲み込めないといった心配はありません。

経鼻内視鏡について

経鼻内視鏡胃内視鏡といえば口から挿入するのが通常ですが、経鼻内視鏡スコープは鼻から挿入するため、咽頭刺激が少なく咽頭反射が強い患者さまでも鎮静剤を使わずに比較的楽に検査が受けられます。スコープは細く軟らかいため、偶発症はほとんどみられません。検査後鼻出血をともなうことがありますが、止血剤と圧迫でほぼ対応可能と思われます。
今まで、吃逆が強く、咳が出るなどで胃内視鏡検査を敬遠しておられた患者さまにとっては非常に朗報と言えると思います。
※ただ、耳鼻科の手術を受けられた方や、鼻炎の方、鼻腔の狭い方は鼻痛が出たり、挿入しにくい場合があり、経口による挿入が適している場合もあります。